2007/11/03小仏峠〜高尾山
いままで単独行での山歩きでしたが、急にカミさんが付いてくると言い出し、「え?お前ね、山をなめちゃいけないよ、オレだってかなり歩き込んで、やっと初心者から中級者並みになってきたのに素人のアンタが付いて来れるの?」というと、昔はお父さんの方がアタシに付いて来れなかったじゃないかと言います。そういえば、15年位前に子供つれて江ノ島歩いたら、階段ばかりで稲荷だけが付いて行けなかったという、暗い過去を思い出しました。 ま、仕方がない。それじゃいいでしょう。高尾あたりで小手調べと行きましょうか。 |
ホントは、高尾を卒業して奥多摩辺りに行こうかと思っていましたが、同行者がいるので軽く小仏峠から高尾山に抜けることに。いつものようにJR高尾駅から小仏行きのバスに乗り、終点の「小仏」まで行きました。小仏から旧甲州街道を歩き途中よく登る景信山の登山口を過ぎ、車止めの広場から旧街道の山道に入ります。 | |
景信山登山口の標識 |
山道入口 |
山道といっても、基本的には甲州街道ですので道は砂利道でしっかりしています。小仏川の清流脇をつづら折で歩き、小一時間で小仏峠に着き、休憩もソコソコに城山まで上がります。山はすっかり紅葉シーズンで、城山の茶屋はすごい人。 周りは紅葉や楓、欅などがしっかりと色づいていました。 |
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城山茶屋の紅葉 |
人が多いです。 |
城山からは、長い下りのだらだら坂で一旦上り返しがあり、一丁平を通過して更に進み、紅葉台の手前頃からカミさんの様子がちょっと変になってきました。どうやら超久しぶりで山登りなんかしたものですから、脚を痛めたようです。休憩してストレッチを繰り返し、まあ大丈夫ということで紅葉台の階段を一気に登り、高尾山の頂上まで上がりました。 上がってみるとビックリ。混雑がすごく城山以上の人だかり。都心並みです。静かな山歩きとはまったく縁遠い状況です。 やはりケーブルカーで途中まで登れるし、道は整備されているからお客さんも来やすいのでしょう。小さな子供どころか赤ん坊負ぶってきている若いお母さんまで来ており、大変な喧騒です。紅葉見たいということなんでしょうかね。 |
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椿かな? |
高尾の頂上。 |
そうそうに降りようということになり、下山路をどうしようかと思いましたが、カミさんの膝の調子が回復せず、どうやら急な下り坂は無理のようです。稲荷山コースや6号路は無理なので、1号路にしようかと思いましたが、とにかく人が多いのでさすがにパス。結局4号路を使って途中の浄心門まで出て、ケーブルで下山しようと決めます。 4号路は前に登りで使いましたが、下りは始めて。高尾山の北斜面を主に歩きますが、名物のつり橋を通って浄心門まで約45分。カミさんも何とか付いて来れたものの、浄心門についてついにギブアップ。何とかケーブル駅まで歩いてきて乗り場に行こうとしたら、なんと長蛇の列。ケーブルカーに乗ろうと待っている列です。1回の運転で乗り切れないため、数回の往復を待たなければならないとのこと。えーーー?こりゃ無理だわ、と結局リフトを使用することにしました。 |
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4号路のつり橋 |
高尾のリフト駅 |
登山の格好をしてのリフト乗車はホント恥ずかしいもんです。しかし、膝が痛くなるなんてまったくもう・・・・。 でもリフトからは高尾の紅葉がよく見え、遠くの景色と併せて写真的には面白い構図でした。 |
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リフトからの景色 |
リフトからの遠景 |
清滝のケーブル駅からは、ほぼ平坦の路でカミさんの脚には影響はないようです。どうも下り坂がダメみたいなので、急な運動で膝関節に炎症を起こした模様。「にいの」でビールを飲み、鮎塩焼き定食を食いながら反省会。久しぶりの山ではしゃぎすぎ、ちょっと無理したと反省しきりでした。今度は準備運動をしっかりやってから登れヨ!と厳しく指摘し、家路に着きながらちょっと優越感に浸った稲荷でした。(完) |