2007/11/17高尾山〜城山〜景信山〜陣馬山縦走

すっかりハマった山登り。高尾山を色々歩いて、そろそろ卒業にしようと思い、いままでとても無理と思っていた高尾山から景信山を経て陣馬山までの縦走をやってみようと思いつきました。
行程はおおよそ25キロ、6時間。陣馬山から一ノ尾根を下りて藤野駅まで行ってしまうというものです。
前回から2週間。朝早くおきて8時過ぎには高尾に着き、自分の脚がどこまで来ているかチャレンジです。
朝8時半。毎度見慣れた高尾山の入口ケーブルカー清滝駅前に立ちました。紅葉がまっさかりで駅前も真っ赤に染まっています。今日は稲荷山コースを取りました。ともかく距離を稼ぐ歩きですので、稲荷参拝もそこそこにガンガン上がります。
30分位で稲荷山展望台に着きました。今日は少し曇り気味。
清滝駅前の紅葉

稲荷山展望台からの景色

稲荷山からは多少のアップダウンがありますが、ほぼ尾根歩きなので高尾頂上への分岐まで30分弱。高尾山頂をパスしてそのままもみじ台に上がります。ここにも茶屋があり、お客さんも数人休憩を取っています。ここもかなり紅葉していました。
ここから城山までは紅葉の連続。気になったところで写真もカシャカシャ撮ってしまいました。
城山茶屋の紅葉

紅葉@(紅葉台付近)

紅葉A(一丁平付近)

 紅葉B(城山付近)

城山では休憩を取らず、そのまま小仏峠まで下りてしまいます。峠の狸標識が目印。いつ見ても珍しい置物?ですね。
脚は快調。問題なく来ています。少し息を整えてここから景信山まで登り返します。茶屋についた頃に晴れてきました。
時間が早いのか、まだあまり人がいません。ここまで約3時間弱。結構いいペースです。
小仏峠の狸

 景信山頂上

景信山で昼食休憩。朝コンビニで買った「ランチパック」を食べ、アクエリ飲んで水分補給。残りの奥高尾縦走に備えます。
考えてみれば、景信山から陣馬までは歩いたことのない路で初経験。どんな感じか少し期待して歩き出しました。
最初はやや下り。笹の路を快調に歩きます。次々に小さなピークがあり、この際全部登っちゃえと巻き路を使わずバカ正直に上がってしまいました。途中、北側に開けたところがあり、見ると北高尾山稜が見え、その奥に奥多摩の山々が見えます。
真ん中にチョコッと出ている山が「大岳山」でしょう。キューピー山ともいわれる1200m級の山です。いつかはあそこにも登るつもりですが、しばらくは無理だろうなぁと考えながら、更に脚を伸ばします。
景信山から奥高尾への路
北高尾山稜から奥多摩を望みます。
途中の堂所山のピークが結構きつく、ここを過ぎればと頑張っていると、この辺で結構脚が疲れてきました。堂所山を下って底沢峠の標識に着き、明王峠手前の登りの途中で脚の筋肉がピクピクし始め、ややつり気味。でも息の方はまったく問題なし。これはどちらかというとペース配分の問題でしょう。給水するため休憩。12時30分位ですから都合4時間でココまで来ました。
この茶屋はほとんど開いていなくて、トイレ休憩のためしか使えません。でも南側は景色がいいので、給水しながら一服し、脚のつりをほぐします。
底沢峠の標識

明王峠の茶屋(開いてない)

明王峠での休憩を終え、後は陣馬山まで一気に行きます。途中の尾根道が気持ちよく、若干登りになり始めると、直前の階段に着き、後はガーッと休みなく上がってしまいました。白馬がお出迎えの陣馬山着。13時15分位。
前にも書きましたが、陣馬山からの景色は本当に素晴らしく、高尾山とは比較にならないくらい。天気がよければ富士山が見事に見えると言われていますが、今日はお隠れになっていました。もっと朝早く来ないとね・・・。
でも、すぐ脇にある生藤山や醍醐丸、奥には奥多摩等が見え、これから行ってみたい山が盛りだくさん。
陣馬山着

陣馬からの景色@(大岳山が見えます)

茅丸から生藤山のアップ。

扇山かな?

少し寒くなってきたので、茶屋で山菜うどんを食べ長い休憩を取りましたが、午後1時を過ぎてしまいました。そろそろ下山しなければ・・・。
和田まで降りてバスという手もありましたが、バスの時間に合いそうもないので、一ノ尾根を下りることに。
気持ちのいい尾根路をひたすら歩き、途中で紅葉を見かけたので1枚撮影。かなり冷え込んできたようで、日差しがあるところと山陰になるところとの温度差が激しくなります。1時間以上かけて登山口が見えてきました。椿が落ちていてそろそろ冬支度の雰囲気です。
一ノ尾根の紅葉

登山口そばの椿

ここから登山口まで歩き、バスに乗ろうと停留所に着きましたが、30分以上あるので藤野駅まで歩くことに。
車道歩きはつらいのですが、しかたなくトコトコ歩きます。トンネルをくぐり、15時30分頃駅についたら、消防車や救急車・パトカーが停まっています。駅員に聞いたら先ほどホームで事故があり、救助中ですとのこと。
え?じゃ電車は?と聞くと、申し訳ありませんが上下線ともに停まってますと言われ、こりゃダメだと、どこかで飲んでようと決め、駅の近くをうろうろしたら、1軒それらしい店が見つかりました。店の名前を忘れましたが、ビールはありそう。
早速入って、「生ビール!」と頼み店の人に聞いたら、「ホームで通過中の電車に人が接触して挟まれたらしい。」との情報。
これは1時間は動かないだろうな、と「安心?」して飲み始めました。そうこうしているうちに次々に足止めされた登山客が入ってきます。店の人も忙しくなってきました。土曜日のこんな時間にこれだけ混雑することはないのでしょうね。
おかわりの生ビールを飲み、少しつまんでいると、どうやら電車が動き出したようです。さて帰りましょう。
アクシデントがありましたが、気づいたら25キロの縦走を問題なく走破していました。もう大丈夫。これからは奥多摩の1000m級にチャレンジしようとウトウトしながら家路に着きました。(完)


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