2007/12/01御嶽山〜日の出山〜金毘羅尾根

やっと奥多摩デビューです。最初はどこに登ろうかな?と思っていましたが、結局御嶽山に登ることに。
御嶽から大岳山と考えましたが、初めてのエリアなんでとりあえず御嶽から日の出山に歩いてみようと決め、そこから先は行ってから考えようと、ともかく奥多摩行きの電車に乗りました。
初めての奥多摩。高尾と違って結構厳しい山が多いという声から、どうしても二の足を踏んでいたんですよ。
拝島まで西武線で行って、そこからはJR。奥多摩行きの電車はかなりの混雑。それもほとんどが登山客で装備も高尾と比較にならない重装です。みんなどこにいくのかな?と思っていましたが、私は御嶽駅で降りました。あんまり降りる人はいません。
駅の目の前に橋があって、紅葉と川の取り合わせが見事。そういえばフジテレビの『もしもツアーズ』で見たことがある景色で、「ああここがあの撮影ポイントなんだぁ・・」と感心しちゃいました。それほど見事な景色です。
御嶽駅です

駅脇の紅葉

『もしもツアーズ』の撮影ポイント

見事な紅葉

橋で写真とっていたのはいいのですが、御嶽山へのケーブル駅に行くバス乗り場が分かりません。ウロウロしていたらちょっと戻ったところにドライブインがあって、そこの駐車場から出るようです。よく見ると昔車で来たときに昼飯食ったところ。なんだ、ここなんだぁと思い、懐かしさと安心感が湧いてきました。バスはパスモが使えずに現金のみ。『何時に出ますか?』と聞くと、次の電車が来たら出ますと言われ、登山客の時間に合わせているのが分かります。10人くらいが乗って出ましたが、あっという間にケーブル駅まで着きました。
なぜか看板には宿の名前がたくさん。どうやら御嶽山の上にある『宿坊』の案内みたいです。そうです、御嶽山には「山上集落」というのがあって、宿泊施設が多いらしいのです。泊まって見たいですねぇ。
ケーブル駅バス停付近

 宿坊の看板

ケーブルの駅に着いて乗ろうかなと思ったのですが、何もここまで来てケーブルカーに乗ることもないかぁと思い、参道を歩くことにしました。ケーブルなら6分のところを1時間かけてテクテク歩きます。舗装道路なんで結構歩きづらいもんです。
途中、ピンポイントのような紅葉を見つけ写真をとります。歩いている途中は誰にも遭わず、山上集落に通う車が数台行き違いました。みんな決められたライトをつけています。ケーブルカーのガードをくぐって、大きくカーブを廻ると「御嶽ビジターセンター」に着きます。そこで休憩。センターの方に聞くと、日の出山からなら金毘羅尾根に出るのがいいよ、と言われて地図を見ると、武蔵五日市駅に出るコース。ふーーん面白そうだなぁと思い、今日のルートが決まりました。
一服してから御嶽神社に向かいます。山上集落というのが分かります。ホント多いわ。細い道の両側に宿ばかり。そうしていると有名な「神代欅」があり、その先に参詣客向けの店が並び、一種独特の雰囲気を味わえました。「ん?この並び・・・・そうそう宮崎駿男の『千と千尋の神隠し』のシーンにあったなぁ・・と思い出しました。」ここなのかな?
参道途中の紅葉

御嶽山のお店

ここからは御嶽神社に寄ります。かなりハードな階段があり、登り切ると神社が見え、ホントに山の上の神社って感じ。標高920mですから景色は最高で高尾の薬王院よりも高い場所です。賽銭投げて、ゆっくり休憩して、日の出山に向かいます。
御嶽神社への階段

神社です

ここからは日の出山へのルート。始めは宿坊の裏道のような路ですが、だんだん山道になって何組かのパーティを抜き去り、ともかく歩き続けます。休憩はなし。途中で路の真ん中に大きな岩があったのはビックリしました。え?落石?とビビリましたが、苔が生しているので、かなり昔からあったようです。なんだ驚かすなよな・・・と登り、そのまま行くと1時間弱で東雲山荘に出て、裏側に日の出山の頂上が見えました。
おぉ・・ここが東京に一番近い900mの山か!ほとんど360度の景観で、北は高水山、東は東京都心、南は五日市から高尾までが見えます。西は御嶽山が近くに見え、結構得した気分。昼飯のランチパックを食べて、ゆっくり休憩を取りました。
日の出山山頂

山頂北側の景色

都心の景色

 南側の景色

休憩は30分位でしたが、次々に登ってくる人がいて、すぐに頂上は人で一杯。中には大きなガスストーブで鍋を作り始める団体までいて、なんか芋煮会の雰囲気。早々に下山することにしました。
ビジターセンターで教わった通り、金毘羅尾根に向かいます。ここから約2時間の行程で、かなりの距離ですが、あまりお客さんがいないようで、殆ど遇いません。途中でかなり大きな岩場が見え、脇を通る時はちょっと怖かったのですが、まあ大地震でもこない限り大丈夫だろ、とそそくさと通ってしまいました。
金毘羅尾根へのルート

登山道脇の巨岩

結構歩いたと思っていたら、『熊注意』の看板があり少し気になりましたが、ここで熊に遇うはずがないと無視して歩くと、落葉できれいに被ったところに出ました。人が通らないのでこうなったんでしょうね。カサカサという音が心地いいもんです。
いい加減飽きてきたところで琴平神社に着き、どうやら終着のようです。参道脇の紅葉が見事です。
落葉ロード
見事な紅葉です。
琴平神社から麓までは舗装道路で、ジグザグ歩いていると南面のせいか日差しがあり、紅葉も見事で、おばあちゃんが日向ぼっこしていたり、結構ホノボノ系の路です。それでもあっという間に里道に出ました。
急に町なかに出て住宅街を歩きますが、平坦な道路でまったく土地勘がなくすぐに迷います。結局ゴミ出ししているオバちゃんに『駅はどっちですか?』と聞くと、『まっすぐ行って、大きな道を左です。』と言われ、その通り歩くと何のことはない2車線の檜原街道です。登山姿とまったく似つかわない雰囲気で、トボトボ歩道を歩きました。結局下山してから20分位街道を歩き、着いたのが武蔵五日市駅。すでに15時過ぎ。駅前には飲み屋も見つからず、結局コンビニで土産買ってそのまま電車に乗り、拝島で乗り換え西武線で帰宅。体力的にはさほどではありませんでしたが、最後に一杯が出来ないとなんかつまらん。
次回からは、もっとリサーチしてから来ようっと!
南斜面の紅葉です。

武蔵五日市駅ホーム



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