2007/12/30 陣馬山〜小仏峠

今年の納め登山。本当は前日の29日に登るはずでしたが、荒天のため断念。翌日の30日になってしましました。
雨が降った翌日なので、奥多摩はあきらめ、今年お世話になった陣馬山に行くことにしました。
高尾山もいいのですが、やはり陣馬山の方が標高850mと250mも高いので、気持ちのよさではこちらでしょう。
今回は前回の和田からではなく、一ノ尾根から登ることにしました。
JR中央本線で藤野まで行き、バスの時間まで1時間近くあるので登山口まで歩こうと、駅からの道をテクテク歩きます。
昨日の雨が残っているのか、途中では山間に雲が残っています。ひょっとしたら雲上に出れるかも?と少し期待しながら先を急ぎます。20分位で登山道入口に着きました。
山間に雲が残ります。

陣馬山登山口の碑

登山口には「登山カードを出してください。」と書いてあるのですが、肝心の用紙が昨日の雨でビチョビチョ。ペンもないし、どうやって出せばいいの?って感じ。仕方ないから出さずに入ります。
だんだん天気も回復してきて徐々に晴れ間も見え始めました。案内の通り歩き舗装路から山道に入ります。以前は下山時に使った路ですが、登りで入るのは始めて。結構舗装路もきつい坂でした。山道に入ると逆に勾配が緩くなり結構快調に歩けます。歩いているうちに雲上に出れるかと思いきや、結局雲は晴れてしまい、若干もやのようなものが遠くの山間に見えます。
写真を撮ろうとチャレンジしましたが、木々が邪魔になってしまい、結局諦めざるを得ません。残念だなぁ・・・。
昨日は結構雨が降ったようで、路には水が残っています。山道は実は水の通り道にもなりますので、降れば降るほど削られ深くなって行きます。そのうち周りが崩れたりして岩が残り、新たな路になるそうです。一ノ尾根も始めのうちはかなり路が深く、削られた後が分かります。行程1時間半で頂上に出ました。いつもの「芦毛の馬の像」です。
一ノ尾根中腹
(樹林の間から雲が下に見えます)

 陣馬の芦毛馬

いつもの陣馬頂上ですが今日は年末の30日。着いた時は私が一番?お客さんが殆どいません。寒いものねぇ・・・。
山上碑から見る奥多摩の大岳山も相変わらず目印になっているし、うっすらと富士山も見えます。ホント今年はよく登りました。ここから見る富士山も何回目かな?本格的な山歩きはまだ5ヶ月位ですが、すっかりベテラン気取りです。
山上碑(大岳山も見えます)

12月30日の富士山

ここからいつものように明王峠〜堂所山〜景信山と進みます。ところが陣馬山からの尾根路は昨日の雨のせいですごいぬかるみ。スパッツをつけて歩きますが、泥濘状態で靴がどんどん重くなってしまいます。ヘタをすると滑って転んでしまうので、ヒヤヒヤしながら慎重に歩きます。
なるべく路の際を歩いて行き、横道があればどんどん入っていって、景信山の近くで際道を歩いていくと、なぜか巻いてしまって景信山から小仏峠への尾根道に出てしまいました。あれ?おかしいなぁ・・・・。景信山に戻ろうかとも思いましたが、どうやら天候が悪化しそうな雰囲気。このまま小仏へ出てしまおうと真っ直ぐ歩きます。と、その時携帯電話が鳴りました。
カミさんからの電話ですが、家の方は大粒の雨が降って来たようで、心配になって電話したとのこと。「こっちは雨なんか降ってないゾ。」と答えましたが、山間から見ると地元の方が雲で覆われています。なるほどこれなら分かります。こっちも雲に覆われ始めました。まあ、納めの山歩きですからこの辺にしておきましょう。
小仏峠から高尾には向かわず小仏にエスケープして、バスで帰ることにします。旧甲州街道を歩いていくと水場に出ますが、この水は超軟水だそうで、有名な蕎麦屋さんも汲みに来ているとの話を聞いたことがあります。
雲が出てきました

小仏の水場(ちょっとピンボケ)

車道に出てからバス停まで進み、停まっていたバスに飛び乗りあっという間に高尾駅。駅前のうどん屋でビールとトロロうどんを注文。なんか今年最後の歩きは慌しかったです。でもこれで今年も終わり。
来年からは奥多摩と富士山に近い山を中心にしようと思います。お疲れ様でした。


inserted by FC2 system