2008/1/20 本仁田山

先週チャレンジした本仁田山でしたが、カメラの電池が気温低下のため機能しないという目にあい、記録が取れなかったこともあり再チャレンジすることにしました。今度はカメラも電池も暖かくして携行しようと思い、ズボンのポケットに入れておくことにしました。前回とは逆コースを取り、頂上からは花折戸尾根を下って鳩ノ巣駅に戻るという行程です。
鳩ノ巣駅まで青梅線に乗ると乗客の殆どが登山客。みんなめいめいこだわりがあるような格好をしています。登山客が下り始めるのが軍畑駅、次に御嶽、古里・・・と着く駅着く駅でこぼれるように下りて行きます。稲荷は鳩ノ巣。結構なお客さんが下りて行きます。駅もきれいだし案内板も整備されていてなかなかいい駅ですよ。
鳩ノ巣駅

案内板

下りて右に歩き踏切を渡って町中を歩きますが結構な坂です。当たり前ですが・・・。先週下りてきた登山道入口でもすでに結構な標高です。登山道も下りと違い、ゴロタ石も多くかなり歩きづらい道です。
登山口から鳩ノ巣方向
登山道
1時間もかからず「大根ノ山ノ神」という神社に着きます。ここは川乗山(川苔山)との分岐にもなっていて、本仁田山には広場から舞台のようなところを上がります。先週来たばかりなので道順は分かります。もくもくと歩いて小1時間もすると川苔山分岐があり、この辺で残雪が見え始めます。
大根ノ山ノ神から本仁田山へ

 川乗山への分岐

瘤高山手前の尾根道に出ると、おー残雪だぁ。先週はもっときれいに残っていましたが、1週間たってアイスバーン状態。アイゼンないので結構慎重になります。
アイスバーン

瘤高山が見えます

瘤高山まではかなりの急坂で、前回はここを下って太腿を酷使しました。今回は登りなので若干楽です。上がってみると川乗山への分岐標があり、東側は伐採され景色がよく見え、遠くに筑波山が見えました。1週間持ち越しの写真撮影です。でも薄くて見えない・・・。本仁田山の頂上で再撮影しようと先を急ぎます。
分岐標

瘤高山頂上

瘤高山から本仁田山へは20分くらい。先週は真っ白な雪景色でしたが、今日はアイスバーン状態。アイゼン欲しい!と本気で思います。途中どうやったらこんなかたちになるのかな?と思わせる不思議な木を見つけ思わず取っちゃいました。最後の坂を一気に上れば、本仁田山の裏手。ようやくたどり着きました。
不思議な木
本仁田山頂上標
頂上からは東側の景観がばっちり。ここで筑波山を取りました。(うすーく見えるのがそうです。)1週間越しの記録なのでちょっと感動。お客さんも先週よりは多いようです。かいた汗が冷えないようシャツを着替えて、温かいコーヒーを飲み休憩します。
本仁田山頂上景色(遠くに筑波山)
少し南側の景色
休憩を終えて今度は下山。前回と逆なら大休場から奥多摩駅に出ることになりますが、鳩ノ巣駅前で飲むことが目標の一つなのですから戻らなくてなりません。来た道を戻るのもつまらないので、ガイドにはない「花折戸尾根」ルートを取ることにしました。途中までは奥多摩へのルートと一緒でしたが、100mくらい下りると分岐に出ます。このあたりはすごい急坂で、生えている木に飛びつきながら下りるほどです。一気に200m位は下りた感じですね。
分岐標
急坂の下山路
急坂が終わると尾根道となり、途中に「チクマ山」というピークを過ぎますが、周りは樹木だらけで景観がわからず、案内板がなければ分からないような山です。さらに進むと今度はゴンザス尾根との分岐標に出ます。ゴンザス尾根は奥多摩に出てしまいますので、ここは花折戸尾根に道をとります。
チクマ山案内板

ゴンザス尾根分岐標

尾根道が続き、若干飽きかけたときに急に開けた所に出ました。杉の伐採後なんでしょうが、なんとも明るくしかも不思議な感じ。鳩ノ巣から青梅に向かっての集落が一望です。こんなのガイドには書いてなかったゾ。でもなんか得した感じです。
近づくと、伐採後に再度植えた苗木を保護するように金網がかかっていますが、半分以上は枯れています。笹が覆っているからでしょうね。
急に開けた山腹

苗木を保護しています。

再び樹林帯に入り、下り続けます。このへんからも結構な急坂で、しかも大きな岩がいくつも転がりそうなところに残っています。地震があったら落ちるよなぁ・・・と心配しながら下ります。脚もヘロヘロになった頃にようやく麓近くまで下りてきました。
ふと見ると白丸ダムが一望に。絶壁の上なのでちょっと怖い感じでした。ここから数分で登山口にでましたが、ここも民家の裏側に出る感じで、しかも大きな犬がガンガン吠え、噛み付かれるんじゃないかと思いましたよ。
白丸ダム

玉福全景
車道に出てから青梅線の踏み切り脇を通り、先週も行った「玉福」へ。先客1名。作務衣とドテラを着た不思議なオッサンで、ビール飲んでいて稲荷に話しかけます。山の上は寒いのかとかこの時期に登るのはなぜか、などですが、こちらも熱燗とおでん、煮込みでほろ酔いになり、ペラペラ応酬してました。先にお帰りです。熱燗もう1本頼んで婆さんと話しましたが、先週来たこと忘れていましたね。ま、いいか。行程5時間程度でしたが、先週のリベンジ果たせたんでまあ満足です。15時頃に鳩ノ巣から青梅線に乗り、17時頃無事帰宅。お疲れ様でした!


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