2008/6/7 三国山〜生藤山〜茅丸〜陣馬山

あっという間に前回から一月近くが過ぎ、ダービーも終わってしばらくは落ち着きそう。そんなこともあって今回は初めての山に挑戦します。場所は陣馬山からよく見える隣の山。三国山〜生藤山あたり。最後は相模湖に抜けようかなと思いつつ、藤野駅に着き、バスで和田方面に行き、終点一個手前の「鎌沢入口」で下車。ここから三国山に登ります。
三国山や生藤山はJR上野原駅からバスで井戸という方面に進み、そこから入るというのがポピュラーなんですが、ガイドによると藤野駅からのバスでも入山できると書いてありましたので、人の少なそうな「鎌沢入口」から入ることにしました。バスを降りると、すぐに大きな看板があり、「竹の子の里」と書いてあります。取れるのかな?ま、山登りで竹の子とっても仕方ないし、とにかく上がりましょう。車道歩きですが、風情があっていいもんです。
「鎌沢入口」の看板
山深い入山路
車道が30分くらい続き、脇に川が流れているのですが、川岸の岩に張り付くように咲いている変わった花を見つけました。ふたつの白い花びらに、上部が3枚で薄いピンク赤い点が入った花びら、おしべと思われるひげがまわりから出ていて、真ん中に黄色のめしべ。まるで蜻蛉の群生のような花でした。名前・・・分からん。
更に15分くらいで「県立鎌沢休憩所」に到着しました。ここで小休止です。後続の5人組パーティも到着し、パンかじっていたりしていました。もう食べんの??
蜻蛉のような花(ユキノシタだそうです
県立の休憩所です。
ここでやっと登山路に入ります。車道が長かったので土の道はクッションがあって登山靴には楽です。つづら折の道をテクテク一人で上がりますと、周りに誰もいないので大変静かです。都会の喧騒を離れて・・・とか言いますが、まさにこういう時がそうなんですよね。稲荷もこの静けさが好きなもんで単独行が多いんです。途中、野いちごみたいな実や一面に白い花が咲いている木があって、高尾では見かけない風景です。
登山路入口
静かな登山路です。
更に延々30分以上歩くと、「甘草水」(かんぞうすい)という看板が、奥には神社もありそれなりの由緒があるようです。ただ、水は見かけませんでしたね。休憩15分、息も整い更に上がります。少し歩くと最初のピーク「三国山」に到着しました。
甘草水の看板

三国山到着

三国山には休憩用のベンチなどがあり、景色もいいということですが、新緑の季節は冬山に比べ緑が気持ちいいものの、景色が遮られるのが若干不満。三国山もそうでした。西側のみ見えます。
三国山のベンチ
景色もここだけ。
ここからは連続のアップダウン。とにかくよじ登ってつたい降りることを繰り返します。まずは「生藤山」。頂上は余り広くなく、10人も上がるとベンチも足りなくなってしまいます。ここから急降下して、更によじ登るとこんどは「茅丸」ここも生藤山と同じ感じで狭い頂上です。景色は見えません。木ばっかりなんで。それに両方ともなぜかハエが多いのには残念。休憩もそこそこに次に行きましょう。
生藤山頂上
茅丸頂上
ここでようやく半分が過ぎ、あとは和田峠に出て陣馬にい行けばいいのですが、結構なアップダウンが続いたためでしょうか、今回は息切れが激しく、始めた頃の「バテ」の兆候が見え始めました。自分でも意外でしたが、慣れてきたと思っていたのにまさかと思いながら歩き続けますと、やはりアップダウンのせいのようです。最後の醍醐丸は巻き道行っちゃいました。和田峠に出る直前、階段脇の倒木にでっかいキノコが見えました。これって食えるのか??うまそうですがねぇ・・・。キノコは素人が勝手に取っても毒キノコにぶつかったりするので、見るだけにします。それにしても大きいなぁ。そして和田峠に到着。
大きいキノコ
和田峠
前にも記載しましたがここには駐車場と茶屋があって、おでんやところてん等も売ってました。ハイカーはもちろん、バイクや車、自転車など様々な観光客が集まります。ここで大休憩にしましょう。昼飯はカロリーメイトチーズ味。今日は暑いためかポカリを飲み干したので、ここで補充しバテの回復を待ちます。ホントに久しぶりだなぁ・・・。
30分位休憩してから陣馬山へ。階段が延々と続きますが、休み休みで30分。やっと頂上にたどり着きました。いつもの白馬が迎えてくれます。
頂上からは、さっきまで歩いていた三国山〜生藤山方面が見えます。結構大変でした。
峠の茶屋
陣馬山頂上の白馬像
ここからは下山路ですが、予定していた相模湖へは時間的に難しそうですので、藤野に降りることにします。一ノ尾根から上の和田分岐で降り、和田からバスを利用することにします。頂上からは45分位で車道に出ます。結構早いペースでした。
車道に出ると、ここからバス停まで15分位。暑い中ですが車道歩きを続け、ようやく「陣馬自然公園センター」に着きます。ここが和田のバス停で、20分位待って藤野まで降りました。
生藤山方面です。
 自然公園センター
バスに乗ると駅まで20分位で着き、ここからはお楽しみの生ビール。昨秋にも行った店ですが、ビールと鳥カラで乾杯。あっという間に2杯飲み干して、中央線の東京行きに乗って帰路に着きました。
久々のバテには驚きましたが、まあ月イチ登山じゃ仕方ないか。次回はもう少しペースを考えようと思います。


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