秋分の日なので、昼夜同じだろ？ということで4時半に起き5時すぎに出発。まだ暗いんです・・。でも段々明るくなってきて青梅街道をひたすら西へ。青梅に着く前に夜が明けました。そのまま御岳→奥多摩→奥多摩湖→鴨沢と走り、鴨沢バス停先を右折。そのまま林道を走りましたが、物凄い霧でちょっと心配しましたが、何とか小袖というところで車を止めました。ガスがすごいです。
小袖の分岐	霧がすごいです。
登山準備をして、さっそく出発。いよいよ山登りを始めたときの目標である雲取山（2017ｍ）を目指します。林道を10分くらい歩くと登山道入口に着きました。え！「熊出没」の看板でビックリ。ホントかよ？急いで熊追いの鈴を着けました。これうるさいんですよね。ともかく歩き始めましたが、霧は徐々に晴れてきて、道中景色を見ると霧が下に見えて来るようになりました。
登山口	道中の景色
雲取山へのルートはいくつかあるのですが、今回は初めてなので鴨沢からの初心者向きルートを取りました。確かに最初は高尾山なみのゆるやかな道ですが、とにかく長い長い・・。景色はいいものの最初の目的地である堂所（どうところ）まで１時間半以上かかりました。でも標識以外なにもなく、近くの木にバスの時刻表がぶら下がっていました。
道中の景色	堂所の標識
堂所からは七ツ石山の分岐まで結構きつい登りをさらに１時間近く歩き、標識を見て巻いて先に進むか七ツ石小屋から頂上を行くか迷いましたが、ここは七ツ石山を上がろうと決めて、小屋に向かいます。実はこれが失敗だったのですけど、まさかこのような結果になるとは予想もできず、無理しちゃったんですよ。ここからもきつい登りで２０分位、とりあえず七ツ石小屋に着きました。
分岐標識	七つ石小屋
七ツ石小屋で小休止してタバコタイム。先行者もいて「町じゃすえないからねぇ。」と笑ってました。その通りでして、山上では灰皿持参で一服だけするとこれが旨いんだ・・。更に３０分以上脚を進めるとホントにきつい急坂続きで結構バテてきたところでようやく七ツ石山（1757ｍ）に着きました。南から西の面は一杯に開けていて、富士山や雲取山の隣の飛竜山も見え、更に目的地の雲取山方面の尾根道も見えます。
七つ石山頂上です	周りの景色。
富士山も見えました	雲取山方面（尾根道が見えます）
七ツ石山からは尾根道を行きます。「石尾根」というのですが、西面の樹木が切られており、一面枯れた花が見えました。たぶんキスゲの一種だと思うのですが、ほとんど枯れて黒い葉っぱのみ。結構グロい雰囲気です。尾根道はほとんど平坦ですが３０分も歩くと雲取奥多摩小屋に着きます。かなり古そう。泊まれるそうですがちょっとなぁ・・・。今日は日帰りだし、先に進みます。
石尾根縦走路です	雲取奥多摩小屋

石尾根縦走路からの景色（飛竜山）	ここでも富士山が見えます
ここからは小雲取山→雲取山と上がるのですが、この時点で１１時。少しペースが遅いようです。やはり七ツ石山で手間取ったのが響いていて、頂上に１２時過ぎに着かなければ、帰りが真っ暗になってしまいます。ともかく急いで登らなければ・・・。きつい坂をバテながらも登り続けると、絶望的なヤツがきました。そうです。ガスが出たんです。飛竜山に雲がかかってきたのが見えたので、嫌な予感はしていたのですが、小雲取山まで着いた時に、周りが見えなくなってしまいました。このまま切れるのを待っていると、下りの途中で日が落ち真っ暗の中下山するという最悪の事態になりますので、迷ったのですがここで撤退を決めました。あと３０分位なのに・・・・。でも登ったところでガスじゃ景色も見えないし、仕方ないと判断。１泊できれば山荘に泊まって翌日もゆっくり下山できるのになぁ。
小雲取山！	ガスが出た！
目的を達せずの下山。ホントに残念です。あと１時間早くきていれば、ガスにも遇わず頂上に行けたと思いますが、七ツ石山に登ってしまったのが失敗の元でした。巻き道もあったのに・・・・。帰りはその巻き道を歩いてみましたが、確かに楽な道で、奥高尾から陣馬山の縦走路と変わりません。知っていればなぁ。途中水場が崩れて登山路に水が降っていましたが、せいぜいそこが難路かな？という感じです。トボトボ歩いて堂所からの長い道を歩き、３時過ぎに小袖に着きました。全然霧もないし、下界は明るいねぇ。
水場が滝になってました	同じく水場
バテバテになって降りてきて、小袖に着いて装備を外し、ここで持っていった昼飯を食べて休憩。そういえば日帰りを意識して、休憩を余り取らなかったなぁと反省。持って行ったのはいいけど、スポーツドリンクと水は飲み干したものの、食い物は全然取らず。これじゃバテるわな・・・。雲取山は厳しかった！次回は必ず頂上に上がるぞ！と決意。そのためには泊まりも入れて、ゆったり行くつもりです。