2009/05/23 つづら岩〜鶴脚山〜馬頭刈山

前回の雨天山行からうって変わっての好天気。いつもの4名山オフになり、今回はメンバーの希望で馬頭刈山に登ることに。
五日市駅でバスに乗って、新緑の秋川渓谷を行きます。下車は「千足」でここから滝を見ての山行となりましたが、結構厳しい山歩きになります。
「千足」バス停というところに降りると目の前が商店。といってもほとんどスナック類とわずかなお弁当類のみの小さな店でした。普段は村の何でも屋さんなんでしょうね。ここで準備して先の道標に従って車道歩きが始まります。行き際に年配の夫婦連れが「馬頭刈山に行くの?」と言われ、「そうです。」と答えると「じゃ、後ついて行こう。」と勝手に決めて「遅れても先に行ってくれ。」と言われちゃいました。はー。ま、それぞれの登山ですから、好きに行かせてもらいましょう。と斜度のある車道を歩きます。
ここが千足バス停前の商店
脇の道標
車道が尽きて小休憩。その後登山道になり、いきなり二手に分かれます。左が天狗滝・綾滝、右が綾滝・つづら岩と書いてあり、もちろん天狗滝に向かいます。10分くらいで天狗滝につきました。まあこんなものかな、というような滝でしたが、休憩と記念写真を取ります。
その後綾滝方面に上がっていくと、先行者が降りてきます。「どうしたんですか?」と聞くと「この先岩盤で上がれない」とのことで、え?逆戻りかよ・・と先の道標まで戻り、再度上がり始めます。途中でまたもや道標があり、左に「天狗滝」と書いてあります。メンバーの一人が「ちょっと見てくる」と言って降りて行き、10分位して戻ってくると「さっきの天狗滝の左脇に出られるよ。」とのこと。なんだ、最初から滝の脇を歩けばここに出れたんだぁ・・・。とちょっと後悔。ここから結構厳しい歩きで15分くらいで綾滝に出ました。
 天狗滝
綾滝
綾滝は先ほどの天狗滝よりも迫力はあり、それでいて優美なところがありました。脇に祠もあり、更に休憩用のベンチもあって非常に気持ちのいい場所です。急に陽射しが出てきたら滝の雰囲気も変わり、優美さが出てきました。面白いものです。
 脇の祠
ベンチもあります。
 圧巻です
 陽射しが出ると変わります
ここからはつづら岩下まで急な登り、メンバーはペースが速くついていけません。途中で咲いている花を撮影しつつ歩きましたので、更に遅れてしまいます。道端にフタリシズカが見えましたので撮影したりしてましたが、すでにアゴが上がってきて、かなりの遅れになってしまいました。
これはフタリシズカでしょう。
ガクウツギだったと思う・・。
やっとこつづら岩下にたどり着くと、上の方から大声が聞こえます。「黄色いきマース」「青をもっと緩めて!」と何のことかと思いましたが、どうやらロッククライミングを行っているようです。つづら岩はクライミングの有名な場所だそうで、何人もが荷物を置いて岩にへばりついています。先ほどの黄色とか青とかはロープの色のようで、つづら岩の上で人がついてロープの操作を行っているようです。見物していると女性までがロープ頼りに上がって行きます。「こりゃオレには無理だ。」と写真撮ってそそくさと離れます。ここからは尾根の縦走になります。 
クライミングの女性 
この壁を登るの?
尾根道と言ってもアップダウンが激しく、バテた体にはかなり堪えます。普段よりもつらいのはどうも体調が良くない様で、心臓バクバク状態でメンバーからも遅れ気味。迷惑かけないようついて行きたいのですが、休み休みの歩きになってしまいました。それでも途中で見かける植物には足を止めて撮影してしまいます。
これもウツギの仲間でしょう。 
山ツツジでしょう。 
やっとこ上がって、鶴脚山から馬頭刈山と登頂。かなりのバテで馬頭刈ではベンチでへばってしまいました。そして気づいてみると帽子をどこかに忘れたようです。なんだよ・・・踏んだりけったりだなぁ。それでも休憩したら少し回復して、一応写真撮影もできるようになりました。昨年の12月に来た時は葉が枯れて良く見えたのに、新緑の今日は景色はまったく見えません。唯一大岳山が隙間から見えたので撮影。生藤山でもそうだけど、新緑の季節は景色は望めないねぇ・・。
馬頭刈山頂上
大岳山が見えます。
さあ、後は下山だ!そしてビールだ!!とメンバー全員がスピードアップ。そんなに飛ばすなよぉ・・。と稲荷はまた遅れ気味。だって先頭のH氏なんかほとんど駆け足だもんね。頭の中は「麦酒プハー!」なんだろうなぁ・・。と感心しました。途中高明山の先で大規模な倒木を見かけ、水曜日あたりの強風の勢かな?と思いましたが、大木が4本ボッキリで道を塞ぎ巻かないと通れないようです。倒れた木の上を通る時に記念写真しました。 
倒木しています 
 道を塞いでました。
ここから急坂をガンガン下りますが、下りでも汗をかくくらいの道で、延々と降り続けます。やっと「軍道」近くの里に下りてバス停を見るとやはりこの時間帯は上りのバスはありません。結局「十里木」まで15分くらい歩き、14:30のバスで五日市に。終点一個前の「東町」で降り、「魚鶴」という店に着きましたが、こだわりの店によくある「全席禁煙」の看板。なんだよ、ここまでこだわるのか、ともう一軒の「寿庵忠左衛門」という店に行きましたが、これが大正解。掘りごたつの部屋で脚を伸ばして、念願のビールでプハー!これだよ!!とガンガン行きます。つまみには絶品のたこ焼きや鯛の南蛮漬け、野菜の天ぷら、コロッケなど、旨いものばかり。最後に生酒ともり蕎麦で締めて、クタクタの山登りを振り返りました。
結構厳しかったのは、気候の問題と標高差のせいだろうと、次回はもうちょっと緩いところにしようということで終了。五日市駅まで歩いて帰りました。お疲れ様!
 絶品たこ焼き
凝った天ぷら盛りの向うにM氏
 料理を撮るO氏
 旨いものに満足げなH氏


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