奥多摩駅前のバスターミナルから7：50のバスが出ますが、電車は７時過ぎについてしまい３０分位待ちます。ま、トイレやらなんやらしているうちに、ギリギリの電車がつき結構お客が乗ってきました。不思議なのは自転車を持って入ってきた人が２名。どーすんの？まさか鷹巣山に自転車で登るのかよ？あぶなっかしいなぁ・・・。とはいえバスは峰谷橋から林道に入り、気持ちのいい空気の中「峰谷」バス停に着きました。
峰谷バス停	この先は車道歩き
車道歩きは疲れます。木陰は涼しいのですが陽が当たるとアスファルトの照り返しが厳しいので、暑さもひとしお。なるべく日影を歩き、早く登山口になれー、と歩みます。そのうち奥集落への脇道になり、ここからは登山道。うっそうとしていますが、木陰が気持ちよく「自然」のエアコンのよう。たまに陽射しが当たりますが、すぐに木が伸びてきますのでなんてことなく、３０分位で奥集落に着きました。
車道歩き	山道入口手前（この先を左）
奥集落に出るとまた車道なんですが、景色は非常によくなります。途中民家のオバアちゃんが「山に行かれるのかな？」と声をかけてくれました。「はい、鷹巣に行きます。」と答え「気をつけて行ってナ」といわれ、なんとなくこの集落が好きになりました。直後に先ほどの自転車組が追いついてきて、抜きさって行きました。やっぱり登るのか？？大丈夫かいな・・・。そのうち本格的な登山道入口に着き、ものすごい急な階段を上がると、浅間神社の境内が見えました。ホントに涼しいですよ。
奥集落到着	浅間神社境内（ピンボケ）
ここからは鷹巣山まで景色は見えません。先行するオバちゃんを抜きつ抜かれつで、なんでこんなオバちゃんとデッドヒートせにゃならんのだ！と思いつつ、結局最後は逃げ切られてしまいました・・・。残念！でも２時間くらいかかってようやく「鷹巣山避難小屋」に着くと、緊張がフッと解けましたよ。すごくきれいな小屋で、中も掃除が行き届きシュラフとマットがあれば快適に泊まれそうです。更に外にはベンチもトイレもあり、水場は手前にあったし、ここはいいところです。次回はとまってみようかな？
避難小屋	ベンチもあります。
ここでは食事休憩も取ります。朝早かったのでお腹がなってしまい、ドリンクと固形食で腹ごしらえ。案内板の奥に別のベンチもあるのでそこに行って食べましょう。ベンチに行くと鷹巣山への上り口が見えました。明るいなぁ・・・防火帯も兼ねているようですね。気持ちのいい道です。
案内板	ベンチから見る鷹巣山頂上方面
休憩してからいよいよ鷹巣山頂上に向かいます。結構厳しい坂ですが、３０分位行くとまず北側の景色が見えてきます。ガスが出ているので、雲取山までは見えません。更に行くと開けた頂上にたどり着きます。鷹巣山（1736ｍ）だぁ！スゲエ、雲が舞ってるよ・・・・。
頂上手前北側の景色	鷹巣山頂上です
頂上からの景色①（雲が舞ってる）
頂上からの景色②（夏山みたい）
雲自体のダイナミックな動きはいいのですが、残念だったのは、雲が多くて周りの景色が余り見えなかったこと。もう少し晴れてくれればなぁ・・・。ゆっくり休んで、さて下山としましょう。今度は奥多摩側に向かいます。急坂を下りて行きますとマルバダケブキの群生が見えます。雲取だけじゃないんだぁ・・・。更に進むと分岐標が見えます。今回は榧ノ木尾根を歩いてみます。
下山道から頂上振り返り	マルバダケブキの群生
榧ノ木尾根は景色の見えない尾根でした。春秋は気持ちのいい道だとありますが、今は夏から秋への切り替え時期で、中途半端なんでしょうかね・・。しかも長い！道もやや分かりづらく、下手すると迷いそう。なるべく踏みあとをよく見て歩きますが、倒木も多く、気をつけないと外れちゃいますよ。そしたら倉戸山手前で、朝の自転車組が追いついてきて、抜き差って行きました・・・。よくまあこんなところまで・・・・。うんざりしかけたところで倉戸山。全然景色が見えません。少しは木を切ったほうがいいんじゃないの？？
倉戸山	倉戸山からの下山口
倉戸山からの下りは急坂で脚にきます。登りだったら地獄ですね。昨日の雨のせいか木を踏むと滑ります。稲荷も４・５回転んでしまいました。坂は怖いねぇ。ヘロヘロになって１５時頃に倉戸口まで着きますが、バスは３０分後までありません。仕方ないので奥多摩湖まで歩くことに・・・。更に３０分位の歩きです。奥多摩湖に着くと観光客が沢山いました。バス停で見ているとほとんどは車で来られているよう。徒歩の登山客なんて稲荷位でしょうか・・・。
奥多摩湖バス停	ダム付近は観光客が多いです。
バスに乗り込んで駅まで２０分。降りて電車の時間まで３０分あるので、駅の２階のそば屋で生ビール２杯飲んじゃいましたよ。でもうまかった！16：23の奥多摩快速に乗り帰宅。脚はヘロヘロになりましたが、鷹巣山制覇です。次回はＧＷ遠征かな？