2010/01/16 百蔵山

2010年第1回目の山オフですが、奥多摩寒いから中央線の南斜面の山に行こうということになり、先週の続きで鳥沢の一つ先の猿橋から「百蔵山」に登ります。メンバー1名が欠席したので、合計3名によるパーティです。火曜日に雪が降ったようで、車中からも北斜面や日影にかなりの雪が残っていました。これが後で起こる悲劇の序章とは・・・。駅からは寒いけど歩きます。
JR猿橋駅はホームは一つしかないけど、駅自体は結構大きくて立派なロータリーがありました。もっとも降りたのは我々以外は別の登山客だけで、計3パーティのみという寂しい乗降です。駅から北側に歩き始め甲州街道に出てから橋を渡る途中で目的の百蔵山とその隣の扇山がきれいに見えました。その後中央高速の下をくぐり、更に歩くと車道とはいえ段々傾斜が厳しくなり、市営グランド先の分岐までくると息上がってしまい休憩タイムとなりました。この辺でも富士山がきれいに見えます。
百蔵山の全景
市営グランド分岐
ここからも更に車道が続き、とうとう住宅地の中に入ってしまいました。ホントにこの道でいいのか??半信半疑ですがやっと登山道らしくなり和田美術館の横を通って山道になりました。雪がところどころ残っていましたが、まあ歩くのに支障はなく、滑り止めも不要の楽勝トレッキング。途中景色のいいところで、富士山が見えました。やはり秀麗富嶽十二景の山ですね。
途中の景色
途中の富士山
休憩後更に歩き続け、駅からほぼ2時間程度で大同山との分岐に出ました。ここら辺まで来ると雪が残っており、プチ雪山気分で気持ちいい感じです。ただ寒い!峠は風通しがいいので寒風が身に刺さる感じ。早く頂上行きましょう。
峠の雪道(大同山方向)
峠の雪道(百蔵山方向)
峠から尾根道を20分位歩くと広々とした桃蔵山頂上に着きます。1003m百蔵山頂上です。ホント広くて陽だまり暖かいし、いい所ですが、桜の木が植わっているので咲く頃は混むんでしょうね。
そして、南面には見事な富士山が!富士吉田の町までクッキリ。少し吉田の方が土地が上がっているのも分かります。いい天気だねぇ・・・。
頂上広場
頂上標
百蔵頂上からの富士山
頂上の雪(木越しに富士)
結構雪が残ってます
11時頃ですが、暖かい陽だまりで大休憩となり、持っていった昼食を食べることにしました。いいねぇ・・・こういう日は。
30分位休憩し、後は下山のみ。今回は西側の葛野集落に抜けることとしましたので、先ほどの大同山分岐を真っ直ぐに進みます。
大同「山」と言うほどの登りもなく、ちょっとしたピークがそうでした。先客がいて声かけられました。「初めて人に出会いました。」え?そうなの?俺ら何十人と行き違いになっているから、「頂上に行けば大勢いますよ。」と答えたら、「ホント?じゃあ行こう!」って行ってしまいました。「こっちの登りは大変だった・・・。」と言う言葉を残して行ったのですが、意味が分からずこっちも下り始めますと・・・。こりゃスゴイ雪の量!さすがに北斜面は半端じゃない。新雪のままじゃないの?ともかくここで4回スベリ転げました。急遽滑り止めの着用です。結構厳しい下りが続き1時間、ようやく葛野集落への道標が出てきました。ここからは車道です。
スベル前のO君
やっと葛野集落に出ました。
集落への車道ですが、ここも雪と固まった氷の連続。何とここでH氏が足を滑らしました。「ここで滑るか!」と照れ笑い。ま、転ばずに良かったですよね。
ここから大月駅まで1時間。岩殿山の麓から中央高速の上を渡って、市街地に入り踏切を渡ったら駅ですが、駅前の「京風らーめんかつら」という店に入りました。何とワンカップの飲み比べができるようです。でもまずはビール、次に熱燗、ツマミ食って、最後にワンカップで締めてと・・・・。結構いい気分で大月発の中央線直通東京行きに乗って、ほとんど爆睡状態でお帰りになりました。いいねえ!冬の登山もさ。
雪深い林道
ワンカップの棚


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