2010/06/05 北奥千丈岳・国師ヶ岳

ダービーも終わって久々のゆったり感の中、少し遠出してみようということになり、今回は6月から解禁された『川上牧丘林道』を大弛峠(おおだるみとうげ)まで車で走って、まだ行ったことのない北奥千丈岳と国師ヶ岳に登ることにしました。朝4時起きして4時半に出発。夜明けの中、中央高速で勝沼から塩山を抜け、川上牧丘林道を延々3時間で大弛峠に到着しました。
川上牧丘林道は舗装されたいい道ですが、6月までは通行禁止で今日が解禁初めての土曜日。到着したのいいのですが、何と駐車場は満杯!えーー?まだ7時なのに??いったいみんな何時から来ているんだろう?と仕方なく長野側に行くと、長野県側は未舗装のダート道。快適な山梨県側とは大違いです。50m位下がったところの路肩に駐車。さっそく支度をし歩き始めると、おおお!雪がある!残雪です。6月なのに標高が2350Mだとまだ残雪たっぷりなんですね。驚きました。
大弛峠です。
残雪
大弛峠からは二つの山に行けます。片方は今回登る北奥千丈岳と国師ヶ岳への道、逆方向は金峰山への道です。金峰山はすでに一回行っているし、この夏の山オフで昨年行った「廻り目平」から登る予定ですので、今回は初めての北奥と国師にしました。
峠から東側に登山道があり、すぐ先に『大弛小屋』がありました。キャンプサイトもありますね。
登山道入口(逆光です)
大弛小屋(逆光です2)
登山道は小屋の裏手から入りますが、いきなり残雪!えー大丈夫かなぁ、アイゼン持ってないけどなー。と歩きます。少し歩くと、今度は木の階段。何と登りの殆どに木製階段がつけられています。歩く音も普通の山道で聞く『ザクザク』ではなく、『ボクボク』という木の音。何か子供の頃の木造小学校みたい。楽なんですけど、登山って感じじゃないなぁ・・・・。
30分位で階段を抜け、『前国師岳』に到着。いい景色です。金峰山方面から甲府盆地の方までよく見えますね。でも少し雲があって富士や南ア、八ヶ岳までは見えませんでした。
前国師岳
金峰山方面
ここからは眺望が一旦きかなくなり森の中を歩きますが、ここからが残雪との戦いです。歩くと滑るのは何とかなるのですが、怖いのは『踏み抜き』で、大丈夫と思って足を踏み出したとたんに『ズボッ!』と膝くらいまで抜いちゃうんですよ。これってバランス崩すから恐怖なんですねぇ。スパッツしてこなかったし、そもそも雪がこんなにあるなんて思わなかったものね。
それでも何とか北奥仙丈岳と国師ヶ岳の分岐である三繋平までやってきました。ここまで約1時間ですね。そのまま北奥仙丈岳に向かいます。残雪との戦いを延々続けて20分位で2601M北奥仙丈岳頂上に着きました。うーーーんさすがにこの付近の最高標高なんで、360度遮るものもなくまさにパノラマですね。
恐怖!残雪の山道
北奥仙丈ケ岳頂上
北奥のパノラマ
休憩していたら、少し風出てきて雲も早くなってきました。崩れる前に国師ヶ岳に向かいましょう。一旦三繋平に戻って分岐を右に。またまた雪の中を歩いて20分位で2592mの国師ヶ岳に着きました。眺望は南側だけで先ほどの北奥のようなパノラマではありません。
国師ヶ岳頂上
先ほどの北奥頂上を望遠で見ました。
国師ヶ岳の先には甲州・武州・信州にまたがる『甲武信岳』までの長い縦走路がありますが、今日は車ですのでここで帰ることにしました。途中、『夢の庭園」というところを通りましたが、ここも木の階段で歩きやすくなっています。まだ石南花が咲いていないのでちょいと残念でしたね。
夢の庭園分岐
庭園の景色
3時間弱で峠に降りましたが、車は更に増えてものすごい数!駐車禁止の路肩にも駐車するわ、信州側のダートは禁止の谷側にまで停まってます。ここでも駐禁車両かよ!更に続々と車が来るので、何か街中みたいで登山に来た感じがしなくなってしまい、ここで早めの帰宅としました。やっぱり山は徒歩で来るべきだなぁ・・・。帰りの林道途中にある乙女湖の駐車場でコーヒー入れて休憩。湖に流れ込む川や周りの花を撮ったりしてノンビリできました。
この後は高速使わずに大菩薩ラインから青梅街道で奥多摩湖経由で帰宅。途中前回行った、うどんの『さぬき屋』で天もりうどんを食べましたが、いつもどおり旨さでした。
乙女湖に流れ込むせせらぎ
菜の花??じゃない真黄色の花
さぬき屋です。
 店内の座敷
大弛峠まで行くには車しかないのですが、何といっても遠い!しかも金峰山まで日帰りできるのでいいので人気があるらしく、早朝に行かないと駐車もままなりません。どちらかといえば長野県側の廻り目平か韮崎からの瑞牆山荘経由の方がゆったりして楽そうです。もし行くなら平日がお勧めでしょうね。今度は休みとって行くかな。


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