2010/06/12 高川山

1ヶ月ぶりの山オフですが、今回は夏の遠征を控えて足慣らしと、稲荷の夏山行のためフル装備への肩慣らしを兼ねての山行になりました。高川山は今回初めてですが、1000m弱と物足りない高さで頂上まで2時間弱なものですから、禾生や田野倉に降りずに大月まで歩いちゃえ!ということになりました。これが結構シビアな山行でして・・・・。
今回のメンバーは3人ですが、全員同じ車両に乗って中央本線に揺られJR初狩駅には7:50に到着。降りたのは我々を含めて5〜6人でした。ホームから踏み切りみたいにレールが並んでいるところを渡って、駅舎に着いたらこれがまた誰もいないんだよね。駅前も閑散としていました。支度してから登山道へ。途中向かいに滝子山が見えました。
初狩駅
滝子山
登山道までは30分位で、車も入れますから何台か車山行の方もいるようです。林道終点でも1台停まっていて山支度しているオジさんが「どっから来たの?」といわれ、メンバーが「川崎から」と答え、そのまま歩き始めます。すぐに沢コースと男女坂の分岐に到着。今回は女坂コースに向かいます。更に30分位急な坂が続き、今度は男坂・女坂の分岐に着きました。
沢コースとの分岐
男坂・女坂の分岐
我々は女坂に行きますが、男坂は結構急です。ここ登れるのかな??と思って見上げて見ました。
女坂方向
男坂の急坂
登ること更に45分位で高川山の頂上に出ました。ポコッとした頂上ですがグルリと景色がよく、リニア線がある九鬼山、奥道志山塊の二十六夜山・今熊山・御正体山、御坂山塊の三つ峠山が見えます。ただ・・・富士山までは見えず。残念!北の方でも滝子山も見えました。
高川頂上
九鬼山
奥道志山塊
三つ峠山
北側に行ったら、名物犬のビッキーがいました。後で「かつら」のママに聞いたら、もう10年以上いるとのこと。牝犬なのに、なぜビッキーという名なのかは不明で、南らんぼうが名付けたのではないかといわれているそうです。何時からここにいるのかも分かりません。 暑そうですね。頂上でコーヒー飲んで、さて下山です。ここからはむすび山コースを取ります。
 ビッキー
下山コース標 
下りは結構キツイ坂ですが、何とか滑らずに歩けます。このコースはアップダウンが多いとのことですが、途中までは下る一方でした。それでもちょっとしたピークはあり、フル装備の稲荷には結構こたえます。息が上がったけど天神峠まではまあ何とか遅れ気味で歩けました。ところが、この先の512mピークというのが厳しく、完全にバテてしまい、途中休み休みになり装備を投げ捨てたい気持ちにとらわれました・・・。それでも、途中に気分を変えるシモツケソウやホタルブクロなどの花が見られました。でも・・・キツイ!
シモツケソウ
ホタルブクロ(ピンボケ)
それにしても長く、そして頻繁なアップダウンです。数えるのも嫌になるほどでしたが、標記にP5とかP4と書いてあり、実はこれがピークの数だそうです。なんだ、じゃ最初はPいくつだったのかな?数えてなかったので分かりません。大分降りてきたようで町も近くに見えるようなりましたが、途中で扇山と百蔵山が見えました。
百蔵山と扇山
町が近くに見えます。
そうこうしていると最後の「むすび山」に着きました。ここがP0だそうです。昔戦時中の空襲監視地だそうですが、今はただの穴で登山の標識になっているというのも歴史ですよね。そしてここから一般道まで降りて大月駅まで歩きますが、この車道歩きも結構きますねぇ・・・。そして「かつら」に到着。ノドがカラカラなんで、生・生・冷酒・冷酒・・・と一気にいきます。みんな日焼けと酒で赤いなぁ・・・・。店も登山客で満員になり、まるで山小屋みたい。2時間弱で大混雑の中、お先に失礼!という感じで店を出ました。
冷酒(名物ワンカップ)
いい気分です!
帰りの電車待っていたら、快速電車「大宮行」というのに乗れましたが、これが昔なつかしの「はつかり」型。初狩から登山して、はつかりで帰るなんて縁起いいし、この形の電車乗るの初めてなんで、ちょっと興奮しちゃいました。特急電車ですものね。しかも特急券タダですからねぇ。途中四方津と相模湖・高尾・八王子に停まるだけで立川まで30分位で帰れました。
山も歩き応えあったし下山後のドリンクも満足、そして帰りの脚も満足で、3拍子揃った山行になりました。お疲れ様!!次回は遠征です!
はつかり型快速電車
車内も特急


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