2011/09/09〜9/11(鳳凰三山)

【1日目】
南アルプスを歩き始めて3年。いよいよ北部主要峰を登り切ろうと「鳳凰三山」に向かいました。鳳凰三山は南から薬師岳・観音岳・地蔵岳の三山です。ルートは夜叉神峠からのロングコースですが、バス時間の関係で韮崎駅からタクシー利用となり、9時半に夜叉神峠登山口(1390m)に到着。南御室小屋まで6時間程度かかります。ともかく登り始めて1時間で夜叉神峠(1770m)に到着。北岳方面も雲がかかっていますね。天気大丈夫かな?
夜叉神峠登山口です。
夜叉神峠
ここからは長い長い登り。最高点が苺平(2515m)なんですが、そこまでがホントに長かった!コースガイドでも5時間弱のところ、荷物が重いのか稲荷の脚のせいか、杖立まで2時間半、苺平まで6時間弱かかり、今日の目的地である『南御室小屋』についたのが16時半過ぎになってしまいました。早速テント張ってビール飲んで飯食って、早々に就寝。明日は晴れろよと祈りつつ、あっという間に爆睡。疲れたんだなぁ・・・。
杖立峠
苺平
南御室小屋のテント場
飯の支度
【2日目】
朝3時半起床。コーヒー入れてカップN食って、トイレ済まして5時15分出発。少し明るくなってきました。まずは薬師岳に向かいます。1時間少々で森林限界を抜け砂払岳に到着。おおぉ!晴天雲なし北岳もバッチリ。うーーん前回こんな天気なら・・・・と少し恨めしい気分。ま、仕方ない。先に進みましょう。一旦薬師岳小屋まで降り、再び登ること30分。最初の三山である薬師岳(2780m)到着。うーーーん気持ちいいねぇ。甲府盆地が全て雲海!そして雲海に浮かぶ富士山。何という好天でしょうか。
出発
雲海と富士山
砂払岳から見る雲海
薬師岳頂上での記念写真(向こうは北岳)
甲府盆地すべてが雲海に(左は八ヶ岳)
 
ここから観音岳まではなだらかな稜線歩き。まるで日本庭園のような趣です。40分で三山の最高峰である観音岳(2840m)到着。 岩の上に上がると、向こうに甲斐駒ケ岳が見えました。やっぱり甲斐駒はカッコいいねぇ。そして仙丈・北岳・間ノ岳・農鳥岳まで全部見えます。
観音岳頂上
頂上自分写真
甲斐駒
さて、地蔵岳に向かいますが、ここから一気に鞍部に降ります。これがまた結構な下りで、鞍部のザラ場まで何メートルあるんだろう?そしてその先がまた登り。赤抜沢の頭という頂上部に上がると、地蔵岳のオベリスクが眼前に!ホント圧巻な岩塔ですね。
地蔵岳の岩塔(オベリスク)
 
さて、ここで地蔵岳まで降りるか悩みましたが、観音岳の登り返しもあるし、明日の下山のために脚の休養を考慮してここで戻ることにしました。 振り返ると観音岳の登りが結構厳しそう・・・。ともかく歩くしかありません。
登り返し・・・
途中の岩と北岳
困憊して観音岳を通過し薬師に向かいますが、近づいてみると頂上の櫓が段々と近くなってきて、頭の中に映画『岳』のオープニングテーマが流れ、何か頂上に一歩一歩近づいて行く中、涙が出てきました。嬉しかったんでしょうかね。 
再び薬師の頂上へ(涙目モード)
後は小屋まで戻って休養。好天の登山に感謝しつつビール飲んで焼酎飲んで、あっという間に寝てしまいました。 
小屋前
夕方からはガスも入りました。
【3日目】
今日は下山だけですが、前回北岳でのこともあるので慎重に歩きます。朝5時半出発で、夜叉神のバス停に10時目標です。苺平までの登りで40分、そこから杖立峠まで1時間半、更に夜叉神峠までで1時間40分。ここで大きく休憩し、更にバス停まで1時間10分と、ほぼ目標通り10時過ぎに到着。11時の甲府行バスに乗れました。 
苺平までの道で朝日が出ました。
杖立峠までの途中で
北岳も名残惜しいのかな?
 再び夜叉神峠(今度はよく見える。)
甲府に戻って、駅ビルでラーメン食って帰りましたが、しかし今回の山行は天気に恵まれました。地蔵岳は残念だけど、まあ赤抜沢まで行ったんで、いいとしましょう。南アルプスはホントにいいところですね。北岳の好天リベンジをしたいんですけど、どうしようかな?そろそろ北アルプスデビューも考えていますが・・・・。お疲れ様でした!!
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