2009/09/20〜22 南アルプス 仙丈ヶ岳(1日目)

9月の連休シルバーウィークで5連休になり、ここは一発遠征しようと計画したところ、やはり今年の目標である「南アルプス」に登ろう!と思い、南アのデビュー戦は「甲斐駒ケ岳」か「仙丈ヶ岳」かどちらかにしようと悩み、結局「南アルプスの女王」と言われる「仙丈ケ岳」に決めました。車ですので渋滞を避けるため朝4時過ぎに出発しました。まだ真っ暗ですが・・・・。
中央高速渋滞○十キロ!なんて言われますので、5時前には中央高速に乗ってしまおうと思い、暗い中を走ります。圏央道から中央高速に入ると、それでも結構な車の量です。渋滞までには至りませんが各PA・SAは全部混雑。手前から並んでいてとても入れる雰囲気じゃないですね。全部パスして目的地手前最後の辰野PAで止められました。ドリンクやら食料やら買って、伊那インターで降ります。まだ7時過ぎなんでここら辺はあまり車は見当たりません。順調に目的地である「戸台口」(仙流荘)に着きました。車はここまで。あとは南アルプススーパー林道を北沢峠までバスで行きます。このバスは定期便はあるんですが、1台28名までの中型バスなんで、混んでくるとすぐ臨時便を出すという非常に親切なバスです。稲荷も8時前の臨時便で上がります。
仙流荘前の駐車場(かなりデカイ)
仙流荘バス停
北沢峠までは登りで1時間。運転手さんが観光案内までしてくれました。花の名前、木の名前、見える山々の名前、地名の由来や歴史まで1時間飽きることがありませんでした。北沢峠からは砂利道です。第1種国立公園だからだそうです。
北沢峠
テント場へ向かいます。
駒仙小屋のテント場に着いたらビックリ!テントの数が半端じゃない。どうやって幕営すればいいの?受付済ませて歩き回りましたが結局一番はずれの滝のぞばしか空いてませんでした。雨が降ると怖いけど、ここ数日は大丈夫だろうと幕営します。
 駒仙小屋(ここがテント場の受付)
足の踏み場もないほどのテントの花
稲荷のテントは前回安目の一人用テントでしたが、結露が凄くとても寝れたもんじゃないので、大枚34kを払って通販で買った本格的冬山対応と書いてあるテントを張ります。やはり寝るだけのテントよりも、中で座れるのはいいですね・・・。
テント@(入口側)
テントA(横側)
さてテントも張ったし、仙丈ケ岳は明日登るし、今日はどうしようかとボヤッとしていましたが、まだ10時前なんで近くの山に登ってみようと思い地図を見ると、近いのは甲斐駒ケ岳。でも往復7時間だからちょっと無理。途中の仙水峠まで行くことにしました。
甲斐駒登山の入口ですけど、それなりに歩きます。途中仙水小屋の前を通り、更に進むと急に景色が変わりました。
仙水小屋
森を抜けると急に景色が変わります。
ここからは「ガレ場」といわれる斜面を登ります。さすがに真っ直ぐ上がるわけではなく、ハイマツの際を行くのですが、結構歩き辛いもんです。転ぶと怪我しそう・・・。更に上がると両サイドがガレ場という難所になります。
ガレ場歩き
両サイドガレ場じゃ!
1時間ほどで仙水峠に着きました。おお!左に見える子泣きジジイの頭のような岩場が「摩利支天」。圧巻だなぁ。その後に甲斐駒の頂上が見えます。
仙水峠
摩利支天と甲斐駒
峠からの景色は結構いいもんです。甲斐駒に連なる黒戸尾根、右には8月に行った金峰山や国師ヶ岳等が見えます。振り向くと明日行く仙丈ケ岳手前の小仙丈ケ岳ヶ見えました。
黒戸尾根
遠くに金峰山の山々ヶ見えます。
 その右鳳凰三山の一部が見えます。
 振り返ると小仙丈ケ岳
さて、ここらで引き返しましょう。明日は朝早いしね。テント場に戻ると更にテントの数が増えてました。ホント足の踏み場もない位。連休だからしょうがないけど、こんなにいるとさすがにウンザリします。早々に夕食にしてサッサと寝ましょう。現地缶ビール(350mlで500円!)を買ってテントの中でグビッと飲み、その後は持ってきた焼酎。ほろ酔い加減になり、8時頃には寝ちゃいました。でも夜は冷え込み、何回も目が覚めたので、持ってきたホッカイロ三つ使ってシュラフに投げ込みます。明日は仙丈ケ岳行くぞ!!
(2日目に続く)

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