2010/07/02〜04 甲斐駒ケ岳(途中断念)

【二日目】夜中に雷なって、雨降っていたのは気づきましたが、朝3時に起きてコーヒー入れて飲んでたら徐々に白んできましたが、上は曇り空でした。これから山登るのになぁ・・・と晴れることを祈って4時過ぎに出発。仙水峠は前に行きましたので、今回は双児山〜駒津峰〜甲斐駒という道です。
北沢峠に戻ってから長衛荘の横から登山道に入ります。出発は4時半でした。まずいきなりの急坂。ジグザグですが結構厳しい道です。歩けど歩けどジグザク道。廻りはまだ薄暗く、ヘッドランプの明かりが頼りですが、それでも樹林が切れると明るくなりヘッドランプもいらなくなります。この道は下りにいいとガイドに書いてありましたが、確かにその通りですね。延々歩きようやく樹林が切れましたが、対面の仙丈岳が雲に隠れているのが見えました。やっぱり曇りのようです。
白んできました。
仙丈も曇ってます。
明るくなっても、道はジグザグが続きます。いい加減いやになってきて、途中見える花の写真を撮るくらいが変化といえば変化です。この道で双児山まで1時間半ということですが、息が上がって休憩の連続。全然双児山が見えてきません・・・。
花@
花A
3時間かかって、ようやく双児山に出ました。2643mですから金峰山よりも高いんですね。頂上から栗沢山や鳳凰三山方面が見えますが、墨絵のような光景でした。
双児山頂上
墨絵みたい。遠くに鳳凰三山がぼやけてます。
ここからは駒津峰ですが、何と一旦下っての登り返しでした。これはきつそうです。ともかく下っていってまた上がります。その向うに甲斐駒が見えるはずですが、雲に隠れていました。下り切って見ると、駒津峰の頂上がえらく遠く見えます。
駒津峰の登り返し
駒津峰頂上までの斜面
青息吐息で、斜面を登ります。後ろから追ってきた人に簡単に抜かれ、休み休みちょっとずつ上がりますと、ようやく頂上が見えて来ました。すると一瞬雲がはれ、甲斐駒が正面にドーーンと見えたんですよ。これは圧巻でした。右の出っ張りが摩利支天。左は黒戸尾根です。
甲斐駒です!
 駒津峰(2740m)の頂上に着きました。仙水峠からの道と合流しますが、広々とした頂上で天気よければ北岳とか見えるはずなんですけど、今日はまったくダメですね。ともかく甲斐駒に向かいます。向かったのはいいんですけど、ここからはひどい道で、ストックはかえって邪魔になります。天候はさらに悪くなり、甲斐駒も見えなくなってしまいました。雲とガスが一緒になっておそってきます。六方石まで着き、さあ甲斐駒登頂かと思いきや、完全にガスに巻かれてしまい、摩利支天への道も見えなくなり、ここで待って登頂するか断念するかしばし悩み、時間の関係で断念することに。再チャレンジを誓って駒津峰に戻りました。
 駒津峰頂上
六方石
駒津峰まで戻り、振り向くと甲斐駒は完全に見えません。しかも雨まで降ってきたので、そそくさと下山することにします。仙水峠への下り道を取りました。
 隠れた甲斐駒(摩利支天の斜面がかすかに見えます。)
 駒津峰の道標
駒津峰から仙水峠まではほぼ直線で500m近くの急坂です。下りで延々1時間半近く。太腿がヒクヒクしてきました。普通は登りで使うようですが、とてもこの急坂を登る元気はないですねぇ。途中で撮った花を載せときます。
 花B
キバナシャクナゲ
仙水峠からはガレ場を通って仙水小屋まで歩きますが、途中で雨が降ってきて雨具を着用。このままカメラもしまってしまい、写真は撮れていません。仙水小屋の冷たい水でのどを潤し、段々水量が増えてきた川の脇を通ってようやく駒仙小屋に到着。ヘトヘトになってテントにたどり着きました。
今回は甲斐駒登頂できずに残念でしたが、。それでも間近で見る甲斐駒は圧巻で結構満足しています。失敗の原因は、天候が不順だったのと最初に双児山→駒津峰と回り道したことだと思いますね。再チャレンジでは、黒戸尾根から上がってもいいかなと今から計画を立て直します。
このあとはテントを撤収し、北村峠からバスで仙流荘に戻り、車で伊那市に入り、昨年泊まったホテルで疲れのためか外に出ることなくバタンキュー。翌日5時過ぎに起きて帰宅となりました。また来たい!!
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