2010/08/18〜20 甲斐駒ケ岳

さて、今日は甲斐駒リベンジ当日。天気はいいのかどうか・・・。昨日は雷と雨だったし、朝から雲多いしなぁと少し弱きですが、ともかく絶対登る!と歩き始めます。
【2日目】
朝はそこそこ天気はいいですよ。夜明けの4時40分出発。テン場から仙水峠までは何度も歩いているので、写真はパスします。仙水小屋の旨い水で水筒満たしてガレ場も難なく通って、仙水峠に着いたのが6時10分でした。振り向くと仙丈ケ岳、前には摩利支天が見えます。
仙水峠からの仙丈ケ岳
摩利支天です。
ここからが初体験の仙水峠から駒津峰までの直登476mです。前回は下りだったけど今回は登り。ともかく歩くしかないので登り始めますが、最初は樹林帯なのでトコトコ歩きます。樹林帯も延々と続きますが、何とかクリアするとパッと前が開き、いきなり甲斐駒が見えました。雲も着たり来なかったりで忙しいのですが、これは絶景です。
でも登りは更に続きます。上を向くと駒津峰の頂上が見え、先行した登山者が米粒のように見えます。こちらは後1時間位かかりそうですがペースを乱さないよう、ゆっくりと登ります。
甲斐駒が見えました。
駒津峰の頂上(左の峰にかすかに人が・・・)
更に歩き続け、仙水峠から2時間ちょっとで駒津峰頂上に到着。もっと厳しいかなと思いましたが、少し安心しました。頂上は前回何度も写真撮ったので、今回は小休止しただけで更に進みます。六方石までのアップダウンで約1時間。直登コースとの分岐に到着。ここからがリベンジです。
最初からいきなり相当な落差でトレッキングポールをしまっての攀じ下り?になり、更に樹林帯を巻いて歩き続けます。樹林帯を抜けると徐々に山肌が白っぽくなってきて、地面も砂浜のような砂利道で、更に進むとホントに「白い」岩盤になりました。白い岩肌って始めてみましたよ。ザクザク歩くと摩利支天が見えました。少し霞んでますね。
更に進むと、雲が晴れて頂上を望むことができましたが、さすがに大迫力!あそこまで登るのかとちょっとビビリ気味になります。
動画もありますが、そちらは別サイトの「稲荷の山動画サイト」にアップしておきますので、ご参照下さい。
砂利の登山道
摩利支天も霞んでます。
迫力の斜面です
 
一歩一歩、ペースを守って徐々に上がっていきます。息も切れ脚も大分張っているのですが、もう頂上が見えているので止まりません。稜線から30分位で頂上到着。10時50分、甲斐駒制覇です!いやあ、リベンジ果たせてよかった。
頂上には祠があり、いかにも信仰の山という感じです。一等三角点が設置されており、 標高は2967mで去年の仙丈ケ岳より60m程低いけど、素晴らしい眺め・・・、といいたいところでしたが、雲がかかってしまい、景色はまったく見えません。切れ目からの写真だけですが、黒戸尾根の方角のみ一枚撮れました。
頂上の祠
標高2967mです。
一等三角点
唯一見えた景色(黒戸尾根の方角)
頂上での休憩中にも更に雲が増えてきて、これ以上いても仕方ないかなと下山を始めますが、 雲も白から少し灰色っぽくなり、天候の悪化が気になります。滑り降りるように斜面を下り、更に六方石まで先を急ぎます。
雨もポツポツ混じってきたので何となく嫌な感じがしたら、駒津峰の頂上直前で聞こえました。「ゴロゴロゴロ・・・」。ウェーー!ここで雷かよ!まだ少し遠いのですが、雷はスピードも速いので、こっちにきたらと思うと真っ青になり、ホントは双児山に登り返して北沢峠に出ようと思ってましたが、ともかく早く降りようと仙水峠の急坂を下ることにしました。
前回もここ下って脚パンパンになったけど、背に腹は変えられず急いで降りますが、途中何度も「ゴロゴロゴロ」「バッシャーーン!」が聞こえ、生きた心地しません。1時間半位で降りきり、峠からの開かれたガレ場も頭をすくめるように進みます。
ようやく仙水小屋にたどり着き、冷たい水をがぶ飲み。雷はまだ聞こえますがここまでくれば一安心。後はテン場までゆっくり歩き、たどり着いたのが15時40分。全行程11時間もかかっちゃいました。
そういえば、下りは歩くので精一杯だったのか、写真1枚も撮りませんでしたね。残念でした・・・・。
とにかくビール飲みたくて、着替えてすぐに缶ビール3本開けちゃうと、あっという間に睡魔が襲ってきて。雨も降ってきたのでテントに入ると7時過ぎには沈没してしまいましたね。お疲れ様でした・・・・・。
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